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1.施設の現状と計画 | 成田空港~その役割と現状~ 2018年度

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1 施設の現状と計画

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基本施設

(1)A滑走路  A滑走路は、1978年5月の開港とともに運用を開始 した、長さ4000mの滑走路である。滑走路の両端には、 長さ60mずつの過走帯が設けられている。また、滑走 路の幅員は60mで、その両側には9.5mのショルダー 舗装を設置している。  A滑走路の舗装は、南側端部の一部はコンクリート 舗装などで、そのほかはアスファルト舗装となっている。 舗装の厚さは、頻繁な離着陸に耐えられるよう中央部 で1.3m、端部で1.5mとなっている。  A滑走路の着陸帯は、滑走路および過走帯を含ん だ長さ4120m×幅300mの長方形の平面となっており、 航空機が滑走路から万が一逸脱した際に、人命の安 全を図り航空機の損傷を軽微にすることなどを目的と して植生が施されている。 (2)B滑走路  B滑 走 路は、2002年4月に運用を開始した、長さ 2500mの滑走路である。B滑走路の長さは、運用開 始当初は2180mであったが、その後2009年10月に北 側へ320m延伸して、現在の長さ2500mとなっている。 滑走路の延伸により、就航路線の拡大が可能となった。 A滑走路と同様に、滑走路の両端には60mずつの過 走帯が設けられている。また、滑走路の幅員は60mで、 その両側には10mのショルダー舗装を設置している。  B滑走路の舗装は、北側端部や中央部などの一部 はコンクリート舗装で、そのほかはアスファルト舗装と なっている。B滑走路はコンクリート舗装部分が多い が、この部分にアスファルト舗装と同色の黒色で塗装 を施すことにより、パイロットへの視覚的違和感を与 えないよう配慮している。舗装の厚さは、中央部で1.2 m、端部で1.3mとなっている。  B滑走路の着陸帯は、滑走路および過走帯を含ん だ長さ2620m×幅150mの長方形の平面となっており、 A滑走路の着陸帯と同様に植生が施されている。 (3)誘導路  誘導路の幅は30m(一部25m、23m)、長さ約31km に及び、滑走路と同様に一部を除いてアスファルト舗 装となっている。舗装の厚さは航空機の満載荷重に対 応できるよう、アスファルト舗装部で1.5m(一部1.4m)、 コンクリート舗装部で1.1m(一部1.0m)となっている。 (表2-1参照) (4)エプロン/スポット  エプロンは旅客の乗降、貨物・郵便物などの積み降 ろし、給油・停留あるいは整備などのためのエリアで、 ランプともいう。このエプロン上にあって航空機を駐機 表2-1 基本施設の現状と計画 2018年10月末現在 現状 計画 敷地面積 1,137ha 1,198ha 着陸帯 A 4,120m×300m 同左 B − 2,620m×300m B’ 2,620m×150m − C − 3,320m×300m 滑走路 A 4,000m×60m − B − 2,500m×60m B’ 2,500m×60m − C*(横風用) − 3,200m×60m 誘導路 31,408m×30m** 36,385m×30m** エプロン(面積) 2,429,642㎡ 2,941,742㎡ (スポット数) 171 − (注)* 2018.3.13の四者協議会において、横風用滑走路をあらためて地域社会 に提案することはせずに、当該地区をエプロンや空港諸施設の施設展開 用地として検討を進めていくこととしている。 **誘導路の一部は幅25m、23m ▲A滑走路 ▲B滑走路

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させるために特に指定された場所がスポットである。こ れまでに整備したエプロンの面積は約240万㎡、スポッ ト数は171であり(表2-2参照)、このうち142スポット で給油が可能である。 (5)航空保安施設(無線施設、照明施設)  航空保安施設は、航空機の運航を援助し、安全運 航に欠くことのできない重要な施設であり、無線施設 と照明施設がある。 1)無線施設  航空保安無線施設とは、電波によって航空機の 航行を援助するための施設であり、航空機が着陸す る際に、進入路、進入角などを指示する計器着陸装 置(ILS=Instrument Landing System)と、空 港 の 方位を示す超短波全方向式無線標識施設(VOR= VHF Omni-directional Radio Range)、空港までの距 離を示す距離測定装置(DME=Distance Measuring Equipment)などがある。  ILSの機器構成としては、着陸する航空機に対し滑 走路の中心線延長線上を進入できるように直線のコー スを示すLOC (Localizer)、滑走路上の接地点に向 け3度の降下角を示すGS (Glide Slope)、滑走路中心 線延長線上に設置され進入コース上の所定地点通過 を知らせるマーカービーコン〔Marker Beacons、降下 を開始する位置に設置されるアウターマーカー(OM)、 カテゴリーⅠの進入限界高度となる位置に設置される ミドルマーカー(MM)およびカテゴリーⅡの進入限界 高度となる位置に設置されるインナーマーカー(IM) から構成される〕があり、OMおよびMMの代替として、 GSに併設され接地点までの距離情報を連続的に提供 するILS-DMEがある。  航空機は、ILS施設から進入方向と進入角度を示す 2種類の誘導電波を受け、悪天候でも正確に進入コー スに乗って安全な着陸が可能となる。  現在の成田空港の進入方向は、A滑走路およびB滑 走路ともに北側と南側の2通りがあり、A滑走路北側進 入 用ILS (16R ILS)は、LOC、GS、ILS-DME、IM、南 側進入用ILS (34L ILS)は、LOC、GS、ILS-DMEで構 成されている。  一方、B滑走路は北側進入用ILS (16L ILS)、南側進 入用ILS (34R ILS)ともに、LOC、GS、ILS-DMEから 構成されている。  ILSは機器の性能により着陸最低気象条件が異なる カテゴリーⅠ(CAT Ⅰ)からカテゴリーⅢ(CAT Ⅲ)ま でに分類され、さらにCAT Ⅲは気象状況によりCAT Ⅲ A、CAT ⅢB、CAT ⅢCに分けられている。  A滑走路16R ILSについては決心高設定なし、滑走 路視距離100m以上のCAT ⅢBの運用であり、他の ILSはCAT Ⅰの運用となっている。(表2-3参照)  VORならびにDMEについては、航空機に対し方位情 報と距離情報を提供することから、VOR/DMEとして 併設されており、A滑走路の進入出発用としてA滑走路 中心線延長線上北側に成田VOR/DMEが、同じくB滑 走路の進入出発用としてB滑走路中心線延長線上北 側に北総VOR/DMEが設置されている。 表2-2 現状のスポット数 2018年10月末現在 区  分 スポット数  T1スポット 40  T2スポット 32  T3スポット 11  貨物地区スポット 21  オープンスポット 34  整備地区スポット 33 合  計 171 (注)一時閉鎖中のものを含む ▼無線施設 表2-3 滑走路の進入カテゴリー カテゴリー 着陸最低気象条件

16R ILS 34L ILS 16L ILS 34R ILS

決心高 滑走路視距離 決心高 滑走路視距離 決心高 滑走路視距離 決心高 滑走路視距離

CAT Ⅰ 60m 550m以上 60m 550m以上 60m 550m以上 75m 600m以上 CAT Ⅱ 30m 300m以上

CAT ⅢA ― 200m以上 CAT ⅢB ― 100m以上

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 航空保安照明施設は、灯光により航空機の航行を 援助するための施設であり、大きくは航空機の離着 陸や地上走行の安全をサポートするための航空灯火 と、荷物の積み降ろしや航空機のスポットインなどを 援助するエプロン照明との2つに分けられる。成田空 港には現在、航空灯火だけでも約1万3000、エプロン 照明まで含めると約1万4500の灯器が設置されている が、これら灯器は、航空法や国際民間航空条約などに 基づいて国際的に統一された基準に沿って光学性能 や配列が規定され、それぞれ特別な役割を担っている。  例えば、離着陸に関わるものとして進入灯、進入角 指 示 灯(PAPI=Precision Approach Path Indicator)、 滑走路灯、滑走路中心線灯、接地帯灯、滑走路末端灯、 地上走行に関わるものとして誘導路灯、誘導路中心線 灯、誘導案内灯、駐機位置指示灯、飛行場の位置を示 すものとして飛行場灯台(A滑走路南端東側)など、さ まざまな灯火がある。そして灯火の色は、例えば滑走 路中心線灯は滑走路の終端に近づくことを白と赤との 組み合わせで示したり、滑走路終端灯や禁止区域灯 は赤を用いることにより進入禁止を示したりと、灯火の 目的と設置場所によって使用する色が決められている。  各滑走路には、表2-3に記載されている滑走路の進 入カテゴリーに対応した照明施設が設置されている。 また、誘導路では、低視程時での地上走行のガイダン スを強化するため、誘導路中心線灯には高光度の灯器 が設置され、誘導路から滑走路への入り口には滑走路 への誤進入による事故を防止するためストップバー・ システムが設置されている。航空灯火は連続して組み 合わされた灯火パターンとして認識され、パイロットに 必要な視覚情報のガイダンスを提供している。これに よって悪天候下でも安全に離着陸および地上走行を行 うことができるようになっている。 (6)管制施設  成田空港の航空機の地上移動にかかわる業務は、 国土交通省航空局とNAAによって役割分担されている。 航空局の飛行場管制所は開港以来、空港管理ビルに 隣接する旧管制塔の最上階(16階)で業務を行ってき たが、1993年の新管制塔(高さ92.3m:避雷針含む) の完成に合わせて移転し、以来ここで管制業務を行っ ている。また、飛行場管制所が移転したことに伴い、 NAAのランプコントロール中央運用室は1995年3月に 旧管制塔の13階から視界の広がる16階へと移転した。 ここで、エプロンを走行する航空機の誘導、スポット (駐機場)の割り当ておよび飛行場面管理などの業務 (ランプコントロール業務)を行っている。着陸機を例 にとると、航空機は管制所の指示で滑走路に着陸、誘 導路を走行してエプロン(駐機場で旅客の乗降や貨物 の積み降ろしを行うエリア)に通じるゲートウェイ(誘 導路とエプロンの境界で航空機の地上移動の出入口) からエプロンへと走行する。このゲートウェイから目的 スポットに入るまでのエプロン内の航空機の移動につ いては、NAAのランプコントロールが指示を出している。  なお、第2ターミナル地区付近には、中央運用室から 死角となる部分があるため、第2ターミナル本館中央部 にランプコントロールタワー (ランプイースト)を設置 し、中央運用室と合わせ2カ所で空港全体のランプコ ントロール業務を実施している。

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ターミナル施設

 成田空港には、第1ターミナル、第2ターミナル、第3 ターミナルの3つのビルがある。第1ターミナルは、北ウ イングと南ウイングに分かれ、北ウイングでは外国航 空会社19社が、南ウイングでは本邦航空会社4社と外 国航空会社23社の計27社が運航しており、北ウイング と南ウイングを合わせて計46社が運航している。第2 ターミナルでは、本邦航空会社1社と外国航空会社36 社の計37社が運航している。第3ターミナルでは、本 邦航空会社3社と外国航空会社2社の計5社が運航し ている。  各ターミナルごとの発着割合は、第1ターミナルは 40%、第2ターミナルは31%、第3ターミナルは19%と なっている(2018年冬ダイヤ期初/共同運航便のみ の航空会社および運休中航空会社を除く定期便)。 1.第1ターミナル (1)概要  成田空港の航空旅客数は増加傾向にあり、2002年 4月18日の暫定平行滑走路の運用開始後はさらにその 増加が著しい。NAAは、お客さまにより便利で快適な 施設やサービスを提供していくため、また1978年に ▲管制施設

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オープンした第1ターミナルと1992年にオープンした 第2ターミナルとのサービス面における格差の是正を図 り、将来の旅客増に対応するため、1995年から第1ター ミナルの改修および増改築工事を進め、2006年6月2 日にリニューアルオープンした。  その後も施設改修および増築を行っており、2007 年12月に中央ビル新館3階と北ウイング3階のリニュー アル、2008年4月には新たな施設として内際乗り継ぎ 施設を整備し運用を開始した。同年7月には、インライ ンスクリーニングシステム導入に伴う北ウイング出発ロ ビーのリニューアルを行った。 (2)改修工事の経緯  1988年から、航空会社とNAAは、第1ターミナル改 修工事の計画内容について協議を開始し、1993年の 本改修工事手順についての合意に基づき設計を行っ た後、1995年から本格的な改修工事を行ってきた。  第1ターミナル改修工事における基本計画コンセプ トは、既存建物である北・南ウイング、中央ビル旧館お よび第1~第4サテライトの改修に加えて、中央ビル新 館・第5サテライトの新設を行い、また4つあるサテラ イトのうち常に3つのサテライトを運用しながら工事を 段階的に分けて行うというもので、これら一連の工事 は2006年6月のグランドオープンにより完了した。 1)第1段階  第1段階分の工事として、北ウイング・中央ビル新館・ 第1サテライト・第2サテライトの新設・改修を進めた。 1998年2月に第1サテライトの運用を開始し、1999 年3月の北ウイング・中央ビル新館の運用開始後、航 空会社は南ウイングから北ウイングへの移転を行った。 第2サテライトは2000年7月に運用を開始し、中央ビ ル旧館については1999年12月に工事に着手し、2001 年8月にパブリックエリアの南側半分を、一部運用開始 した。 2)第2段階  引き続き改修工事の第2段階では、中央ビル本館、 第3サテライト、第4サテライト、南ウイング・同増築部、 第5サテライトの改修を順次行ってきた。  中央ビル本館については2002年11月に全館がオー プンし、また第3サテライトも第2サテライトの運用開 始後直ちに改修に取りかかり、同年12月に運用を開始 した。また2003年4月には旧第4サテライトにて運用 を行っている航空会社の第2サテライトなどへの移転 を行い、旧第4サテライトおよび南ウイングの閉鎖を 行った。  第4サテライトは2004年11月に運用を開始。第5サ テライト・南ウイング・南ウイング増築部は2006年6 月に運用を開始した。  改修に伴い、第3サテライトの延長部分に新しいサ テライトを設け、これを第4サテライトとし、旧第4サテ ライトは改修後、第5サテライトと称することとなった。 ●航空会社再配置  成田空港では、1992年12月に第2ターミナルがオー プンして以来、2つのターミナルで運用してきた。第2 ターミナルは本邦航空会社、第1ターミナルは外国航 空会社が使用し、ピーク時間帯がビルごとに異なるた め、施設利用の面では非効率であった。  また、旅客便の36%が共同運航便(コードシェア)で あり、そのうち66%が異なるターミナルを利用していた。 これらの不便さを解消するために、2006年6月の第1 ターミナルグランドオープンを機に航空会社の再配置 を実施した。これにより、ピーク時間が平準化され、施 設の利用効率、旅客取扱能力が向上した。  提携している航空会社が同一のターミナルに配置 されることによって、提携航空会社間の乗り継ぎが短 時間でできるようになり、共同運航便を利用するお客 さまが両ターミナルのどちらから出発するのか迷わず に済むようになった。また、共同運航便のうち、異なる ターミナルを使用する航空会社はそれまでの60%から 数%へと激減した。  再配置計画は、2007年4月のコンチネンタル航空、 コンチネンタル・ミクロネシア航空、デルタ航空の移 転により終了した。 (3)グランドオープン後の改修および新規施設整備 1)北ウイング出発ロビー改修  北ウイングは、2006年6月にオープンした南ウイン グとのサービス面における格差を是正し、将来の旅 ▼第1ターミナル 

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クイン機専用カウンターの設置やチェックインカウン ターへの案内表示板の設置など、順次各アイランドの リニューアルを進めてきた。そして、2008年7月のイン ラインスクリーニングシステム導入により、出発ロビー の新規施設整備が完了した。 2)内際乗り継ぎ施設の整備  2008年4月から南ウイング第5サテライトにおいて 内際乗り継ぎ施設(約1000㎡)の運用を開始した。国 内線搭乗時にスルーチェックインした旅客が国際線へ 乗り継ぐ際に使用する施設で、乗り継ぎがスムーズに 行えるよう、ハイジャック検査場施設と出国検査施設 などで構成されたものである。この施設により、乗り継 ぎにかかる移動距離、移動時間が大幅に短縮された。 3)中央ビル新館3階と北ウイング3階   (出国審査後エリア)の商環境整備  中央ビル新館3階と北ウイング3階(出国審査後エ リア)は、南ウイング、特に「narita nakamise(ナリ タ ナカミセ)」との環境の格差を埋めるため、「narita nakamise」と同じく「和の風合い」というデザインコン セプトのもと、リニューアルを行った。  これにより、第1ターミナル3階制限エリアは、北ウイン グから南ウイングまで全体が、「和」に統一された環境 に生まれ変わった(2007年12月26日リニューアル)。 4)和的整備  南ウイング第3サテライトの到着階コンコースに、 「竹」を主体に格子や着物・帯などで「和」の魅力を 表現した空間演出を行い、到着のお客さまに和の雰囲 気を楽しんでいただいている。 5)南ウイングの能力増強  第1ターミナル南ウイングにおいて、年間発着枠拡大 に伴いピーク時発着回数が増加することによる混雑緩 和のため、以下の整備を行った。 ・ 2013年5月末 新国内線BHSブレイクダウン運用開始 ・ 2013年9月末 南ウイング付属棟の運用開始 ・ 2014年3月末 新国際線BHS運用開始、南ウイング 入国審査場の拡張 ・ 2016年3月 58番A・Bスポット運用開始 ・ 2016年6月 航空会社カウンター配置変更および チェックインカウンター案内表示シ ステムの改修 6)ショッピングエリアのリニューアル  第1ターミナル4階ショッピング&ダイニングエリア 「エアポートモール」は、1999年の運用開始以来15 年が経過したことから、「わかりやすく、見やすく、楽 しく、安心して」をコンセプトに全面的リニューアルす るべく、2014年3月から工事に着手し、7月にグラン ドオープンした。リニューアルによって店舗面積は約 800㎡増え、従来の約15%増となり、店舗数は、従来 の55店舗から73店舗へと18店舗増加した。73店舗 の中には新規店舗が27店舗、そのうち国内空港初出 店が22店舗あり、従来の空港ショッピングのイメージ を一新する店舗が揃うことになった(2014年7月グラ ンドオープン時点)。  2016年11月17日には日本食の専門店6店舗を集 めた新しいエリア「NARITA Dining Terrace」(ナリ タ ダイニング テラス)がオープンした。同エリアでは、 日本人のお客さまはもとより、訪日外国人のお客さま に旅の目的のひとつとして「日本食」をお楽しみいた だけるよう、有名店、人気店など話題性のある店舗の 充実を図った。  また、商環境のさらなる拡充を目指し、2017年11 月から2018年8月にかけて、3階出国手続き後のエリ アに新たに17店舗の飲食店・物販店・免税店を順 次オープンし、これにより店舗面積は約2400㎡増床 した。海外からのお客さまにも喜んでいただけるよう、 有名店や、人気の商品やブランドを扱う店舗の導入を 図ったことで、「選ぶ」楽しみがあり、欲しい物や食 べたいものが「見つかる」商環境を提供できるように なった。 7)サービス施設  第1ターミナル中央ビル新館3階の出国手続き後エ リアには、NAA直営の「Narita TraveLounge(ナリタ トラべラウンジ)」を2016年10月15日にオープンした。 乗り継ぎなど空港に長時間滞在されるお客さまをは じめ、どなたでも出発までの時間を快適にお過ごしい ただける有料ラウンジ。約300㎡のラウンジ内には91 席を確保している。また、航空会社共用ラウンジとして、 第1ターミナル第1サテライト4階出国手続き後エリアに ▲2008年7月にリニューアルした北ウイング出発ロビー

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「NARITA PREMIER LOUNGE(ナリタプレミアラウン ジ)」を2018年7月24日にオープン。シンプルなデザイ ンをベースに、洗練されたインテリアや、海外のお客さ まにも「和」を感じていただける空間を配置するととも に、ハラールミールのご提供など、さまざまなお客さま にゆっくりとお寛ぎいただける環境をご用意し、第1サ テライトからご出発されるお客様の利便性向上を図っ ている。(148席:面積約930㎡) 2.第2ターミナル (1)概要  1992年12月6日にオープンした第2ターミナルは、地 上6階・地下1階の本館と、地上3階のサテライトから 構成されている。延べ床面積は約39万1000㎡で、32 のスポットを設けており、本館(15スポット)またはサ テライト(17スポット)から搭乗橋を通じて直接航空 機に乗り込むことができる。なお、本館の8スポットに ついては、国際線と国内線兼用のスポット(スイング ゲート)として運用されている。また、本館とサテライ トの間約300mには、空港では世界で初めての空気浮 上式シャトルシステムが導入されていたが、2013年9月 末をもって廃止され、現在は、ムービングサイドウォー クを併設した連絡通路を整備し、運用している。さら に、搭乗までの待ち時間を快適にお過ごしいただくた めのエリアとして、2015年4月24日に「NARITA SKY LOUNGE 和」がオープンした。  国内線ターミナルは、第2ターミナル本館の南側に位 置している。地下1階・地上3階建てのビルで延べ床面 積は約2万3600㎡である。2012年8月以降、LCCの受 け入れなどに対応するため、第2ターミナル本館から国 内線ターミナルへつながる連絡通路に隣接する位置に、 国内線チェックインカウンター、国内線到着バスゲート を有する施設(南側国内線施設)を9月12日に、また、 10月23日に本館北側に隣接した位置には国内線出発 バスゲート(北側国内線施設)を整備したほか、既存 国内線施設に出発ゲートの機能を強化するためのG・H ゲートラウンジを2013年3月12日に、6月4日にはIゲー ▲2016年6月にリニューアルした南ウイング出発ロビー ▼第2ターミナル 表2-4 ターミナルの施設規模 2018年9月末現在 区  分 第1ターミナル 第2ターミナル 第3ターミナル 延べ床面積(㎡) 463,000 391,000 67,000 主な施設 スポット数 40 32 9 チェックインカウンター・ブース数 340 244 67 出発ロビー(㎡) 23,400 19,500 3,300 航空会社ラウンジ(㎡) 13,400 11,400 ― ゲート&トランジットラウンジ(㎡) 25,100 17,900 5,800 手荷物荷捌場など(㎡) 31,600 28,300 6,100

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ゲートラウンジを整備し、運用を開始している。  なお、2015年4月8日の第3ターミナルオープンに伴 いLCC3社が移転し、南北両国内線施設の運用を終了 した。  現在、国内線は日本航空1社が運航している。 (2)飲食・物販・免税店舗  本館4階には約55店のレストランと専門店が入る ショッピングモールが設けられている。和食、洋食から 中華料理まで味わえる多彩なレストランをはじめ、民 芸品、旅行用品、ファッション、雑貨など、また本館4 階以外にも理容施設、医療施設、銀行、郵便受付カウ ンター、コンビニエンスストアなどが揃っており、さな がら1つの街をイメージさせるような構成になっている。  また、2000年9月には本館出国審査後エリアに、欧 米の有名ブランドブティックが成田空港で初めてオー プンした。2007年4月には免税店・ブランドモール「ナ リタ5番街」がオープンし、GUCCI、BURBERRYが国内 空港免税エリアに初出店した。2012年7月のリニュー アルでは、国内空港免税エリアブティック初出店とな るTUMI、LeSportsacのほか、成田空港免税エリアブ ティック初出店となるOMEGAが出店している。さら に、2016年には「ナリタ5番街」を約800㎡増床し、11 月から12月にかけてCHANEL、BOTTEGA VENETA、 C H A N E L F R AG R A N C E & B E AU T Y S O U T H 、 PRADAの4店 舗 を 新 た に 誘 致 し た。CHANELと BOTTEGA VENETAは成田空港免税エリア初出店、 PRADAは国内空港免税エリア初出店となった。 (3)サービス施設  サービス・アメニティー施設としては、本館3階(出 国審査後エリア)には航空会社ラウンジ、本館とサテ ライトをつなぐ連絡通路にはリラクゼーション施設が ある。また、サテライト3階(出国審査後エリア)には 乳児や子供用のキッズパークが設けられているほか、 2015年4月に、シャワールームと仮眠室を完備したリ フレッシュルームが本館3階(出国審査後エリア)より 移転しリニューアルオープンした。  1994年4月、第1・2ターミナルを結ぶターミナル間連 絡バスに、乗り降りが容易な低床車両が導入された。 2002年5月からエコ・エアポート基本構想の一環とし て天然ガス自動車を導入、さらに2012年2月からはハ イブリッドバスが導入され、運行を開始している。  また、2014年7月20日、カプセルホテル「ナインア ワーズ成田空港」が第2ターミナルに直結した第2駐車 場ビル地下1階に誕生した。以前からターミナルに直結 した宿泊施設を要望する声があったことを受け、宿泊 施設の「利便性」と「快適性」に加え、手軽に利用で きる料金設定を追求した結果、このカプセルホテルの 導入となった。  「ナインアワーズ成田空港」では、宿泊はもちろん、 デイユースやシャワーのみといった時間単位での利用 も可能。例えば、早朝出発便のご利用や乗り継ぎのお 客さまなど、さまざまなターゲットに合わせたメニュー を提供することで、利便性の向上を図る。 (4)暫定平行滑走路に対応した能力増強工事  2002年4月の暫定平行滑走路供用に伴う需要増加 に対応するため、以下の施設整備を行った。 ・ 出発ロビー増築工事(W、Yカウンター) ・ 出発階 南・北カーブサイド・チェックインカウンター の増設(M、Vカウンター)    第2ターミナルのチェックインカウンターは18カウ ンター(292ポジション)となり、3階出発ロビーの 延べ床面積は2万2500㎡となった。 ・ 70番出発バスゲートの増築    バスゲートの午前帯のピーク時において非常に狭 隘化が進んでいたバスゲートラウンジの拡張を行い、 6カ所のゲートカウンターを11カ所に増設した。バス ゲートの延べ床面積は1200㎡から2040㎡となった。 ・国内線バスゲート増設工事    暫定平行滑走路の運用に合わせた国内線の増便 に対応するため、1階バスゲートに従来4カ所しかな かったゲートカウンターを6カ所に増設した。 ・ 75番、98番、99番ゲート増設    従来運用を休止していた98番、99番ゲートに搭 乗橋の整備を行い、また75番ゲートを新設し固定 ▲カプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」

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ゲートの増設を行った。 ・ ハイジャック検査施設増強工事    ピーク時におけるお客さまのハイジャック検査の 混雑緩和を図るため、南北検査場にそれぞれ2ブー スずつ増設し、南(9ブース)、北(9ブース)の計18ブー スでの運用が可能となった。さらに、乗り継ぎ検査 場についても本館(4ブース)、サテライト(3ブース) とそれぞれ1ブースずつ増設した。 ・国内線スイングゲート整備    従来、国内線出発のお客さまは第2ターミナル南 側の国内線ターミナルよりバスにて機内への搭乗を 行っており、バスに乗り換えなければならない手間や 混雑、搭乗までの時間は、固定ゲートの国際線と比 べると不便であった。さらに暫定平行滑走路の運用 によって増加した国内線需要に対応し、国内線のお 客さまも固定ゲートより直接乗り降りできる施設とし て計画されたのがスイングゲートである。このゲート は、基本的に管理扉の開閉によってエリアを国際線 仕様もしくは国内線仕様へと切り替えて、国際線と 国内線が交わり合うことなく円滑に運用できるもので、 第2ターミナル南側の63番、64番、65番、66番スポッ トおよび2015年12月に運用開始した67番A・B、68番 A・B(マルチスポット運用時)の計8スポットが、スイン グゲートとして施設整備された。 (5)和的整備  2008年4月、第2ターミナルサテライト到着コンコー ス500mの空間に和的整備を施した。これは出発動線 に比べて無機質感が否めなかった到着動線に、到着さ れたお客さまを「和的な雰囲気」でお迎えするべく環 境の整備を図ったものである。  到着コンコースの壁には、日本が作り出した建築素 材や伝統的手工芸素材を用い、日本古来の知恵、美し さを求める細やかな手技を紹介した作品が並ぶ。  アートディレクター・吉岡幸雄氏の演出で、サテライ ト北側から光屏風(藍)・木・土・瓦・陶・漆と作品が お客さまを出迎える。またサテライト南側からは光屏風 (紅)・石・竹・金箔・磁器・蒔絵があり、外国人のお客 さまにも日本の心、文化を感じられる空間となっている。  なお、この和的整備は、2008年度グッドデザイン賞 を受賞した。  また2011年3月、 より多くのお客さまに作品を見て 日本の魅力を感じていただくため、 以下の点に主眼を おいて和的整備の充実を図った。  ①作品に連続性を持たせる、②作業工程を見せるこ とで作品を印象づける、③照明効果により壁全体を際 立たせる、④「何かがある」というお客さまの気付きを 誘発する。 (6)内際乗り継ぎ施設  2008年6月、国内線から国際線への乗り継ぎがス ムーズに行えるよう、国内線ターミナル2階、3階に内 際乗り継ぎ施設約1180㎡を整備した。内際乗り継ぎ 施設とは、国内線で到着した旅客が国際線に短時間で 円滑に乗り継げるよう、ハイジャック検査施設、出国 検査施設などで構成されたものである。この施設によ り、乗り継ぎにかかる移動距離、移動時間が大幅に短 縮された。 (7)第2ターミナル本館リニューアル工事 1)最新システムの導入によるターミナル機能、   お客さま満足度向上  第2ターミナルでは、1992年の運用開始以降、当時 のデザイン、スタイルを継続し運用をしてきたが、航空 会社再配置を契機として、さまざまなリニューアル工事 を実施した。  2007年1月、「ナリタ5番街」近接エリアに、新たな 航空会社ラウンジがオープンした。また、同年8月から 段階的に、出発ロビー、チェックインカウンターおよび ゲートラウンジのリニューアル工事を実施した。出発ロ ビー、チェックインカウンターは白を基調とした仕様に “ホワイトリニューアル” され、大型液晶ディスプレイを 各所に用い、設備、デザイン、サービスの一新を図り、 ▼「和的」空間に生まれ変わった第2ターミナルサテライト到着コンコース  (2008年4月) ▲内際乗り継ぎ施設の運用開始により国内線から国際線への乗り継ぎが便利に  (2008年6月)

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年4月から、インラインスクリーニングシステムを導入 した。この結果、セキュリティーレベルが向上し、また、 お客さまのチェックインに要する時間が大幅に短縮さ れ、出発ロビーの混雑緩和が図られている。 2)第2ターミナル4階店舗フロアが大幅   リニューアル(出国審査前エリア)  第2ターミナル4階ショッピング&ダイニングエリア 「エアポートモール」では2011年度、オープン以来初と なる大幅リニューアルを実施した。「わかりやすく、見 やすく、楽しい」をコンセプトに、2011年7月から順次 リニューアルを進め、同年度末までには、通路やレス トスペースなどお客さま動線も明るくなり、スタイリッ シュな空間へと生まれ変わった。 (8)第2ターミナルサテライト    出発コンコースリニューアル工事  第2ターミナルサテライト3階中央部分については、 高級感あふれる本館「ナリタ5番街」の雰囲気と統一 するためリニューアル工事を実施した。これにより、サ テライトにおいても、明るく華やかで魅力あふれる空 間となっている。 1)「ナリタ5番街」と統一感のある明るい商環境に  2006年6月にオープンした免税店・ブランドモー ル「narita nakamise」(第1ターミナル)、2007年4月 にオープンした「ナリタ5番街」(第2ターミナル)のよ うに商業施設の充実が図られるなかでリニューアルが 実施され、2009年9月18日から全面運用開始となっ た。具体的な改修エリアは、サテライトのシャトル乗り 場(現在は廃止)前面と左右の搭乗ゲートに向かう中 央部分の約2400㎡。  リニューアルの基本コンセプトは「明るさ感のある 開放的な空間」で、本館3階のナリタ5番街と同等レベ ルの商環境を整備することを目的としている。具体的 には、①コンコースの見通しを遮るシャッター柱や壁 基調としたものに張り替え、②床のカーペットはデザイ ン性のあるものに張り替えて高級感を演出、③天井部 分のルーバーを撤去し、さらに間接照明を施すことに より店舗前面を華やかに演出、④インフォメーション カウンターはお客さまの目にとまりやすい位置に移設、 などとなっている。このほか、CMボードとフライトイン フォメーションシステム(FIS)を壁面と一体化させ、すっ きり感を演出している。これらにより、今までのサテ ライトとは違った華やかで明るい雰囲気へと生まれ変 わった。お客さまは搭乗ゲートに向かう直前までナリ タ5番街同様にショッピングや食事を楽しむことがで きるようになっている。 2)多彩なショップが目白押し  2009年のリニューアルはあくまでもコンコース部分 の商環境整備が目的であり、新規店舗のオープンや拡 張は行われなかったが、コンコース周辺の店舗からは 「周辺がすっきりし明るくなった」、お客さまからは「買 い物が楽しくなった」と好評であった。  その後、飲食店では、2010年4月に味噌をコンセプ トとした「BLUE SKY MISO KITCHEN」、2016年7月に 「𠮷野家 第2ターミナルサテライト店」がオープンした。 総合免税店では2015年3月に「ジャパンデューティー フリー」、4月に「JAL DUTYFREE」が拡張・改装を行っ ている。また、2015年3月には成田空港免税エリアブ ティック初出店となる「ヴィクトリアズ・シークレット」 がオープンし、さらなる店舗の充実が図られている。 (9)国内線能力増強工事  2011年冬ダイヤからスカイマークが国内線に新規 就航したことに伴い、第2ターミナルの国内線就航社は 日本航空とスカイマークの2社となったことから、この 国内線需要の増加に対応するために、第2ターミナル 国内線施設などについて以下の整備を行った。 ・ 国内線チェックインカウンターおよびバゲージハンド ▲追加整備を行い、 より印象的となった第2ターミナルサテライト到着コンコース (2011年3月) ▲天井部分のルーバーを撤去し、 自然光を取り入れて明るくなったコンコース

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リングシステム(BHS)のコンベアを延伸 ・ チェックインカウンターおよびBHSを延伸したこと により、航空会社事務室の一部およびトイレを移設。 また、処理能力を向上させるためソーティング場を 増築 ・ 旅客のスムーズな動線を確保するためチェックイン カウンター前の階段を移設  2012年夏ダイヤからジェットスター・ジャパンおよ びエアアジア・ジャパンが国内線に新規就航したこと に伴い、第2ターミナルの国内線就航社が4社となった。 この国内線需要の増加に対応するために、第2ターミ ナル国内線施設などについて以下の整備を行った。 ・ 第2ターミナル本館から国内線ターミナルへつなが る連絡通路に隣接した国内線チェックインカウン ターおよび国内線到着口を新たに設置 ・ 第2ターミナル本館北側に隣接した国内線チェックイ ンカウンターおよび国内線出発バスゲートを新たに 設置 ・ 既存国内線施設にG・H・Iゲートラウンジを新たに設 置 ※スカイマークは2014年10月で撤退 (10) 第2ターミナル「到着ロビー」リニューアル  第2ターミナルでは、2020年の東京オリンピック・ パラリンピックの開催を見据え、日本到着時における 第一印象の向上および空港イメージの刷新を図るた め、2014年11月より到着ロビーおよび地下1階エレベー ターホール、第2駐車場ビル連絡通路のリニューアルを 実施し、2016年2月に完了した。 照明にLEDを用い、壁・床の色調および天井をリ ニューアルしたことで、明るさと落ち着きを兼ね備えた 空間を提供している。また日本の玄関としてふさわしい 「和の抽象美」を彷彿させるモチーフを取り入れ、日本 の品格、繊細さ、落ち着いた上質感を演出している。 (11)おもてなし空間

「NARITA SKY LOUNGE 和」のオープン

 1992年の第2ターミナルオープン以降、第2ターミナ ルの本館とサテライト間の移動は、シャトルシステム を使用していた。2013年9月にシャトルシステムの運行 が終了した後は、ムービングサイドウォークを備えた連 絡通路を整備し、スムーズな移動が可能になった。こ の連絡通路の外側を到着動線、内側を出発動線とし、 2015年4月24日、出発 動線の中央部分に「NARITA SKY LOUNGE 和」がオープンした。  連絡通路の全長は220m(面積8728㎡)。「NARITA SKY LOUNGE 和」は、そのうち130m(面積2200㎡) にわたって整備された。天窓や側面の大きなガラス越 しに自然光が注ぎ込み、全体的に明るい空間が広がる。 随所に配置した格子状の仕切り壁や畳張りのイベント スペース、和紙をモチーフとしたトップライトのカバー などがスタイリッシュな和の雰囲気を演出し、日本を 感じていただける。  “憩い”をコンセプトとし、家 族連れやビジネスユース、 パーソナルユースなど、お客さまのスタイルに合わせて ▲バラエティーに富んだデザインのソファやベンチを設置 ▲スタイリッシュな和の雰囲気を演出した空間 ▲ゆったりとくつろげるラウンジとスタンディングでも楽しめるカウンターがある  「FaSoLa Cafe coffee & beer」 

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置。昨今、ニーズの多かった電源コンセントは49カ所・ 86口を設けた。カフェバーやボディケアの店舗もあり、 さまざまなシーンに合わせて思い思いの時間の過ごし 方が可能だ。(図2-1参照) (12)ターミナルのそのほかの取り組み   NAAは、「お客さまの満足を追求し、期待を超える サービスの提供を目指します」を経営ビジョンに掲げ、 空港全体のサービス向上を図る方針を打ち出している。 その一環として、出国審査後エリア商業施設の充実、 インターネットなどサービス施設の拡充、分煙化の推 進など、「くつろげる環境づくり」に取り組んでいる。  特に「国際線や国内線への乗り継ぎ時の案内表 示が分かりにくい」 というお客さまからの要望に応え、 2004年7月、第1・第2ターミナル合わせて68カ所の案 内表示を改善した。これまでは、第1・第2ターミナルの 到着動線では 「到着手荷物受取所」 とだけ表示されて いたが、「国際乗り継ぎ」 「到着・国内乗り継ぎ」を区 分して表示するようになった。さらに第2ターミナルの 出発動線では、28カ所のコンコース表示に新たにゲー ト番号を入れて分かりやすくした。日本語と英語の2カ 国語表記だった案内表示も、 中国語、韓国語を加えて 4カ国語へと充実させた。  成田空港では、お客さまに快適な空間の提供をする ため、JTの協力によりターミナル内にある喫煙室を改 修し、2011年3月までに全33室の喫煙室がリニューア ルされた。  NAAは空港勤務者に対する環境整備も積極的に 行っており、2004年4月1日の民営化に合わせ、勤務者 のための保育所 「NAA保育ルーム たんぽぽ」(約350 ㎡)をオープンしている。近年、女性の社会進出で共 働きが増え、子育て支援策が急務となっているが、4万 人以上が勤務する成田空港でも「空港内に保育所を開 設してほしい」との強い要望があり、これに対応したも ので、国内の空港としては初の試みである。場所は第2 ターミナル近くの第2駐車場ビル南棟1階となっている。 乳児室、ほふく室、保育室、調理室などのほか、園庭 や砂場も併設している。なお、2018年4月1日には内閣 府が推進する子育て支援のための「企業主導型保育 事業」制度を活用して施設規模を拡張し、面積は約2 倍、最大利用定員も59名増えて105名(0歳児15名、1 歳児~5歳児・各18名)となったほか、保育料も従来 より割安な料金となり、空港内勤務者にとって、より利 用しやすい施設となった。  2013年7月、成田空港初の24時間営業となるコンビ ニエンスストア「セブン-イレブン」が第2ターミナル本 館4階にオープンした。2014年9月には第1ターミナル ターミナルで早朝から深夜までいつでも店舗が利用で きるようになった。その後、2015年7月に第1ターミナ ル中央地下1階に「ローソン」が、第2ターミナル本館地 下1階に「セブン-イレブン」が新たにオープンし、現在 は両ターミナルで2店舗ずつ営業している。  LCCの運航は早朝出発・深夜到着も多いことから、 空港施設内で夜を過ごす利用者が増え、コンビニエン スストアの出店は、こうした新しい利用者のニーズにも 応える。さらに、営業時間を拡大する店舗もあり、早 朝や深夜の利用者に対応する動きが広がってきている。  2015年4月8日にオープンした第3ターミナルにおい ても、24時間営業のコンビニエンスストア「ローソン」 が出店していることに加え、出国審査前エリアは全て の店舗が早朝から営業を行っている。  2016年7月には、成田空港初の24時間営業の飲食 店として、第2ターミナル本館2階に「𠮷野家 」がオープ ンし、早朝から深夜までいつでも好きな時に食事がで きる環境が整っている。 3.第3ターミナル (1)概要  欧 米に始まり、昨今は東アジアでも成長著しい LCC(格安航空会社)の受け入れ体制を強化するため、 2015年4月8日に23年ぶりの新ターミナルとなる「第3 ターミナル」がオープンした。  第3ターミナルは、「気軽に」「機能的」「わくわく」 の3つをコンセプトに、シンプルで使いやすく、快適な 空間の中でゆったりとした時間を過ごしていただくこと により、利用されるお客さまに空の旅をますます気軽 に楽しんでいただくことを目指して建設された。入居す るLCCにとっては低コストで効率的な運航が可能とな り、お客さまにとっても分かりやすい案内表示、国内 空港最大の約540席の座席数を誇るフードコートやデ ザイン性の高い家 具の導入等、使い勝手の良いターミ ナルとなるようさまざまな工夫が凝らされている。  第3ターミナルのオープンにより、お客さまの旅の選 択肢がさらに広がるとともに、LCCの成田空港拠点化 が促進されることが期待される。 (2) 新たなスポット整備等も  旺盛な需要に応えるべく、スポットの整備も急務の 課題である。本館に5スポットと4内際スイングバスゲー ト、サテライトに6スポット(国内線)、1バスゲートを 設けている。また、チェックインカウンターについても、 国際線と国内線のベルトコンベアを互いに兼用可能と する改修工事を行い、運用の効率化を図った。  なお、ローコストでありながら高い機能性や快適性

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を備えた施設として整備された第3ターミナルは、国 内外から高く評価されている。2015年10月には、公益 財団法人日本デザイン振興会主催の2015年度「グッ ドデザイン賞」の金賞(経済産業大臣賞)を受賞し た。さらに2016年に続いてSKYTRAX社による「World Airport Awards 2017」に お い て も「World's Best Low-Cost Terminal」の第1位の栄誉に輝いた。 (3)連絡バスルート短縮で利便性が大幅向上  第3ターミナルへは、第2ターミナルから徒歩または 連絡バスの利用が移動手段となっている。ただし、こ れまでの連絡バスのルートは走行距離が約2.5kmある ため、600mほどのアクセス通路を徒歩で移動した方 が早いケースもあった。  これを改善するため、構内道路の一部改良とバス停 を移設した上で、2016年10月25日から連絡バスルー トを空港東通りを経由しない新たなルートに変更した。 これにより走行距離が短くなり、所要時間がそれまで の約11分から約5分へと大幅に短縮。さらに、ピーク 時間帯の運行間隔も、従来の5~8分から3~5分に変 更され、第2ターミナルから便利でスムーズにご移動い ただけるようになった(図2-2参照)。  成田空港ではこういった改善策を重ねながら、LCC のさらなる拠点化を進め、国際拠点空港としての地位 の強化を図っていく。 4.ビジネスジェット専用ターミナル   (1)ビジネスジェット専用ターミナルのオープン  2012年3月31日、首都圏初のビジネスジェット専 用ターミナルとしてオープンした「Business Aviation Terminal -Premier Gate-」。これは、以下の3つをコン セプトにした専用ターミナルである。 ①ビジネスジェットの利用者だけが利用できる空間と してプライバシーとセキュリティーを確保 ②専用のルート・ CIQ施設を整備。短時間かつストレス フリーな出入国の手続きが可能 ③着陸から短時間で送迎車に乗り換え。出発時も、車 で到着後すぐに飛び立てる  ビジネスジェットは、利用者のスケジュールに合わせ て出発・到着時刻を設定でき、定期便が就航していな い場所や時間帯での移動が可能になる。また、移動中 でも機内で仕事を続けることができ、プライバシー確 保も容易なため、グローバルな展開を進める企業のエ グゼクティブにとっては必要不可欠な存在になってき ている。  施設内にはラグジュアリーな雰囲気のラウンジを設 け、飲み物が用意されるなど、出発前や到着後のひと ときを快適に過ごすことができる。Premier Gate内で の、事前予約による免税品などの受け取りおよび外貨 両替サービスもある。また、ターミナル内にある免税 ▲2015年4月にオープンした第3ターミナル ▲フードコートには、寿司や麺類などバラエティー豊かな7店舗が集結。  お食事をされる時だけでなく、いつでも休憩スペースとして過ごせる ▲ 搭乗前の時間を過ごすゲートラウンジやフードコート等に、無印良品のアドバイザ リーボードでプロダクトデザイナーの深澤直人氏監修のソファベンチを多数設置 凡例 ■T2→T3 ■T3→T2 第3ターミナル 空港東通り 【拡大図】 1レーン 2レーン 〈従来〉 〈変更後〉 第3ターミナル 第2ターミナル 図2-2 連絡バスルート

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をサポートする「免税店コンシェルジュサービス」の利 用も可能である。  お客さまからは使い心地の良さ、プライバシーとセ キュリティーが確保でき安心ということで好評を得て いる。(図2-3参照)  国内外でのビジネスジェットの商談会やワークショッ プなどにも積極的に参加し、Premier Gateをハンド リング会社や運航会社にアピールしている。Premier Gateオープン前から、米国で開催されたNBAA2011 (NBAA=National Business Aviation Association)に 出展したことを皮切りに、2012年3月には上海で開催 されたABACE2012 (ABACE=Asian Business Aviati on Conference & Exhibition)、5月にスイス・ジュネー ブで開催されたEBACE2012 (EBACE=European Busin ess Aviation Convention & Exhibition)、10月に名古 屋で開催された国際航空宇宙展などのさまざまな展 示会に出展。その後も毎年NBAA・ABACEにおいて、継 続的にPRを行っている。 (3)ビジネスジェット受け入れ環境の整備  昨今、ビジネスジェット機としてB737やA320などの 大型機による利用が増加し、2011年度の大型機の割 合が9.8%だったのに対し、2013年度は13.2%となった。  これを受け、2014年6月26日から大型機材用の駐 機スポットを増設。これまで大型機材が駐機できるビ ジネスジェット用スポットは1スポットだったが、既存 スポットの一部をマルチスポット化することで最大3ス ポットに。多様なニーズに応じた柔軟な運用が可能と なった。(図2-4参照)  2014年9月18日には、2014年度中の空港処理能力 30万回化の実現に向けて整備を進めていた横堀地区 エプロンが運用開始した。スポットは主に定期便が使 用するが、定期便が使用していない時間にはビジネス ジェットの乗降にも使用が可能。これにより、ビジネス ジェットのお客さまの利便性もさらに向上した。  また、同日にはターミナル地区と整備地区を結ぶ新た なアクセス道路が運用を開始。これまでは、1本のアク セス道路を高速車と低速車が混在して走行していたが、 新たな道路を高速車用とすることで移動時間が短縮し、 より効率的な空港運用が可能となった。特に、ビジネス ジェットのお客さまの移動時間がこれまでの約16分か ら約8分へ大幅に短縮され、利便性が一層向上した。  成田空港ではこれまで、専用ターミナルの建設、駐 機可能日数の延長、スポット・スロット利用のウェブ での申請受け付けなど、受け入れ環境を整備してきた。 引き続き「選ばれる空港づくり」を目指して、成田空港 の利便性を向上させ、ビジネスジェットの誘致拡大に 取り組んでいく。 図2-3 ビジネスジェット専用ターミナルレイアウト図 ▲ビジネスジェット専用ターミナル内のラウンジ Premier Gate施設概要 運用時間 6:00〜23:00 施設利用料 到着または出発ごとに250,000円 駐機スポット 18スポットを整備、最大30日駐機可 駐機場までは専用車で送迎 CIQ施設 プレミアゲート専用のCIQ施設を整備 予約方法 発着枠とスポット…専用ウェブサイトもしくは電話 で空港事務所へ プレミアゲート利用予約…前日15時までに受付へ 申し込み 表2-5 プレミアゲートの利用実績 年度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 回数(回) 252 413 391 441 512 523

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貨物ターミナル施設

(1)貨物取扱施設  成田空港の貨物取扱施設(上屋)の面積は約20万 ㎡(2018年10月現在)。2017年度の貨物取扱量は約 228万トンとなっており、全国の空港で取り扱われる国 際航空貨物の55.3%を占めている。このほかにも、羽 田空港の再国際化等に伴い、成田空港で航空機への 搭載手続きを完了した後に大型トラックによって他空 港に転送(ロードフィーダーサービス)される貨物も増 加しており、成田空港の貨物取扱施設が日本の国際航 空輸送に負う責任は増している。今後、成田空港の更 なる機能強化に合わせ、将来の貨物需要に対応する貨 物施設展開計画を策定していくこととなる。  国際航空輸送においては、厳格な品質管理が必要 な医薬品や野菜、花き類といった生鮮貨物等、温度 管理輸送ニーズが高まっており、国際空港上屋株式会 社が他社も利用可能な「成田空港温度管理専用上屋」 の供用を2018年2月より開始したほか、2017年10月に は、全日本空輸株式会社が成田空港で手掛ける医薬 品の輸出入ハンドリングや品質管理体制を対象に、国 際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品の国際輸 送に関する認証である「CEIVファーマ」を、日本の航 空会社として初めて取得した。 (2)空港周辺の物流施設  空港周辺地域ではフォワーダーによる自社貨物取 扱施設の建設、 物流専門不動産会社による賃貸施設 が展開されている。主に輸出入貨物の空港外保税蔵 置場の役割を担うことを目的としている。荷主からフォ ワーダー施設内保税蔵置場に持ち込まれた輸出貨物 はここで輸出通関手続きを終え、空港内の航空会社 上屋へ搬入しビルドアップ後、航空機に搭載される。 2018年10月現在、40社42カ所の保税蔵置場が設けら れており、 2017年2月には圏央道の境古河IC-つくば中 央ICが開通したこともあって、それらの保税蔵置場を 含めた倉庫面積は空港内の上屋面積の2倍以上(約45 万㎡)の規模となっている。 ▲EBACEでは多くのビジネスジェットの展示があった ▲NBAAでの出展ブースの様子 図2-4 ビジネスジェット用スポット配置図 黒塗り:新設したスポット (2スポット)

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表2-6 貨物取扱施設規模・面積 (単位:m2)  2018年10月現在 名  称 敷地面積 延床面積 上屋面積 事務室面積 運用年月 主な役割など 貨物取扱施設 1 第1貨物ビル 30,400 20,400 15,900 2,300 1978.5 輸出上屋・事務所 2 第2貨物ビル 9,000 5,000 3,600 800  〃    輸出上屋・フォワーダー上屋・事務所 3 第3貨物ビル 31,400 16,100 12,900 1,400 1984.11 輸出上屋・事務所 4 第4貨物ビル 74,200 59,500 43,400 5,400 1996.4 輸出入上屋・事務所 5 第5貨物ビル 19,200 12,300 9,400 1,200 1994.2 輸出上屋・事務所 6 第6貨物ビル 6,900 2,900 2,900 − 2002.6 輸入上屋 7 第7貨物ビル 16,000 15,200 10,100 1,100 2008.10 輸出上屋・事務所 8 日航貨物ビル 57,500 52,400 42,900 9,500 1978.5 輸入上屋・事務所 9 輸入共同上屋ビル 20,600 25,900 15,600 5,600  〃   輸出入上屋・事務所 10 整備地区貨物上屋 40,400 10,400 9,700 600 2001.4 輸出入上屋・事務所 11 南部第1貨物ビル 75,000 10,600 10,000 500 2003.7 輸出入上屋・事務所 12 南部第2貨物ビル 13 南部第3貨物ビル 46,600 11,200 10,000 1,100 2004.7 輸入上屋・事務所 14 南部第4貨物ビル 15 南部第5貨物ビル 59,300 11,200 10,000 900 2005.4 輸出上屋・事務所 16 南部第6貨物ビル 17 第1貨物代理店ビル 11,400 13,800 3,700 6,700 1978.5 フォワーダー上屋・事務所 18 第2貨物代理店ビル 3,000 5,800 (60) 3,300 1989.4 フォワーダー上屋・事務所 19 第2貨物代理店ビル附属棟 580 700 − 500 1991.6 事務所 20 貨物管理ビル 1,800 12,500 − 8,000 2000.10 事務所 21 燻蒸倉庫 − 400 − − 1987.9 小  計 503,280 286,300 200,100 48,900 関連施設 22 官庁合同庁舎 7,300 16,700 − − 1978.5 税関、植防、食品検疫など関係庁舎 23 南部第1官庁ビル 4,400 3,000 − − 2004.6 税関 24 南部第2官庁ビル 1,700 1,100 − − 2005.4 植防、動検 25 成田国際空港郵便局 3,600 3,400 − − 1978.5 26 貨物駐車場ビル 3,700 14,400 − − 1995.1 27 ULD置場 19,200 − − − 1978.9 小  計 39,900 38,600 トラック待機場 第7貨物ビル A滑走路 誘導路 誘導路 B滑走路 第5貨物ビル第3ターミナル 貨物ローディングスポット 南部貨物地区 整備地区貨物上屋 貨物ターミナルビル地区 第2 ターミナル 第1ターミナル 整備地区

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成田小見川鹿島港線 多古町 横芝下総線 408 408 296 296 296 296 51 51 JR 新空港自動車道 八街三里塚線 京成電鉄 富里IC 東関 東 自 動 車 道 芝山中入 口 南部 貨物地区 115 115 113 113 106 106 290 290 44 44 43 43 62 62 79 79 62 62 295 295 成田IC 野毛平 工業団地 空港南部工業団地 1 2 3 4 5 3 8 5 4 2 6 7 3 5 6 3 2 1 2 22 10 18 19 20 11 21 24 16 8 9 12 14 13 7 23 17 新空港IC 芝山鉄道 芝山千代田駅

成田市

成田松尾線 4 1 9

芝山町

1 4 15 2018年10月現在 ◎許可済み計40社42カ所 (注)通関のための保税蔵置場のみを表示 △原伸梱包物流 △日立物流バンテックフォワーディング △キューネ・アンド・ナーゲル △ワコン △日新 △国際空港上屋 △名鉄観光サービス △郵船ロジスティクス △西日本鉄道 △福山通運 △ロジ・レックス △インターナショナル・カーゴ・サービス △シーバロジスティクスジャパン △航空集配サービス 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 〈東エリア〉 阪急阪神エクスプレス 近鉄コスモス 日祥物流 丸運 鴻池運輸 スコア・ジャパン ネクスト・コーポレーション 朝日森運輸 ホンダロジスティクス 〈北エリア〉 ①②日本通運 ③④サンリツ ⑤コイケ 〈西エリア〉 ◇丸全昭和運輸 ◇エムオーエアロジスティックス ◇SGHグローバル・ジャパン ◇マルハニチロ物流 〈南エリア〉 △近鉄エクスプレス △高谷梱包工業 △アルプス物流 △新開トランスポートシステムズ 1 2 3 4 1 2 3 4 △ユーピーエスサプライチェーン  ソリューション・ジャパン △YDH・ジャパン △三菱倉庫 △東芝ロジスティクス △西濃シェンカー △日本空港ロジテム △△は「GLP 成田 Ⅱ」内 △△△△△は「GLP 成田」内 △△は「プロロジスパーク成田3」内 19 20 21 22 23 24 ◇◇は「プロロジスパーク成田 1」内2 3 6 7 16 17 18 19 20 21 22

西エリア

北エリア

南エリア

東エリア

図2-6 成田空港周辺の物流施設

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 施設は空港の南約1kmに位置する南部工業団地(芝 山町)に集中しており、今や物流団地といった様相を 呈している。このように数多くのフォワーダー施設が進 出することにより、地域社会に与える影響も大きく、地 域振興から雇用に至るまで多くの経済効果をもたらし ている。

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給油施設

 成田空港で使用する航空燃料は、成田空港が内陸 部に位置しているため、東京湾の千葉港にある「千葉 港頭石油ターミナル」に揚油し、約47kmに及ぶ「パイ プライン」により輸送されてくる。輸送された燃料は、 成田空港内の「第1給油センター」と「第2給油センター」 に貯蔵され、「ハイドラント施設」により航空機に給油 される。(図2-7参照) (1)千葉港頭石油ターミナル  千葉港頭石油ターミナルには、東京湾などの国内各 製油所からタンカーで輸送された燃料の揚油バース(4 桟橋)と、燃料を一時貯蔵するためのタンク13基(4000 ㎘×6基、1万1000㎘×4基、9000㎘×3基)が設置さ れている。また、パイプラインに燃料を送り出すための 送油ポンプが設置されている。  なお、既存バースおよび護岸の耐震補強工事中の揚 油能力を確保するため新1号バースを、経年劣化に伴う 既存施設の補修工事中の安定運用を確保するための タンク1基(9000㎘)を建設中である。 (2)パイプラインおよび四街道石油ターミナル  航空燃料パイプラインは、成田空港の開港から5年 後の1983年8月に運用を開始した。それまでの間は鉄 道による暫定輸送であったため給油制限を余儀なく されていたが、パイプラインの運用開始により輸送能 力が大幅に増大し、航空機発着回数の増加に順次対 応が可能となった。パイプラインは2条敷設されてお り、輸送能力は、当初1条1時間あたり500㎘であった が、増大する航空需要に合わせて能力を増強するため、 1996年4月に四街道石油ターミナル(中間地点で再加 圧する施設)の運用を開始して以降、1条1時間あたり 700㎘となっている。 (3)第1給油センターおよび第2給油センター  A滑走路西側の第1給油センターには、貯蔵・払出 用タンク25基(4000㎘×14基、8000㎘×11基)が設 置されている。また、2004年4月にB滑走路東側に備 蓄量確保のため建設された第2給油センターには、貯 蔵・払出用タンク8基(6000㎘×8基)が設置されてお り、第1給油センターと合わせて、空港で消費される航 空燃料の7日分以上を備蓄している。 (4)ハイドラント施設  ハイドラント施設は、スポットに駐機している航空 機に給油するための払出施設であり、第1および第2 給油センターの貯蔵タンクから払出ポンプによって、 エプロン下に埋設された給油配管を通じて燃料を供 給している。空港開港時から運用している第1ハイドラ ントは1時間あたり2300㎘の払出能力があり、貨物地 区と第1ターミナルの一部の37スポットに供給してい る。第2ターミナル建設に合わせた2期地区エプロン展 開時の1992年8月に運用を開始した第2ハイドラント は1時間あたり4500㎘の払出能力があり、108スポッ トに供給している(スポット数は2018年10月末現在)。 ▲貨物施設の整備・拡充により、効率化とスムーズな物流を実現。国際航空貨物量は世界第5位

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駐車場施設

 成田空港ではお客さまの利便性向上のため、駐車 場の充実を図っている。駐車場は、一般用時間貸駐車 場、業務用月極駐車場および従業員用定期貸駐車場 の3種類に用途別に区分している。2018年10月末現在、 一般用時間貸駐車場は5カ所(P1、P2、P3、P5、貨物) 全体で普通車約4370台、大型車約50台の駐車が可能 となっており、そのうちお身体の不自由なお客さま専 用駐車スペースとして合計57台分(P1:36台、P2:28台、 P3:4台、P5:8台、貨物:1台)が設置されている。  2018年7月12日に第1ターミナル地区のP1駐車場内 に新立体駐車場がオープンし、現在、第2ターミナル地 区のP2駐車場に新立体駐車場を整備する工事を行っ ている。(図2-8、表2-7参照) 1)駐車料金の割引サービス  早朝便または深夜便をご利用になるお客さまの成 田空港へのアクセス向上を目的とし、深夜0時から 早朝8時までに入庫、または深夜22時から翌2時ま でに出庫し、6時間以上駐車したお客さまを対象と した駐車場料金割引制度を導入している。 ・対象駐車場:P1、P2、P3、P5 ・対象車種:すべての車種(普通・大型・自動二輪) ・ 割引内容:駐車場利用時間が6時間以上48時間以 内の場合は半額割引、48時間を超える場合は一律 24時間分を割引 ・利用方法:精算機または出口有人ブースにて精算 ・ 割引適用除外日:5月2~6日、8月11~17日、12 月29日~1月4日の間に入庫かつ出庫した場合、割 引の適用除外となる 2)駐車場の事前予約サービス  P2およびP5では、確実に駐車場の利用ができるよ う、ご利用の2カ月前からインターネットまたは電話で の事前予約を受け付けている。 3)混雑状況の事前確認サービス  空港内の駐車場の混雑状況が一目で確認できる サービスを提供している。直近2カ月の混雑予想カレン ダーの表示に加えて、毎日9・11・13・15・17時の1日5回、 その時点での混雑状況のほか、2時間後の混雑予測も 表示している。対象となる駐車場は、P1、P2、P3およ びP5である。同サービスには、成田空港公式WEBサイ ト、および公式スマートフォンサイト(駐車場混雑状況) から簡単にアクセスできるため、出発前にご自宅のパ 図2-7 パイプラインルート図

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ソコン、スマートフォンで事前に混雑状況を確認してか ら空港へ行くことが可能である。 4)電気自動車用急速充電器の設置  より多くのお客さまに快適に来港いただけるよう、電 気自動車によるアクセス性の向上を図ることおよびエ コ・エアポートの推進を図ることを目的として、2012 年10月、ジャパンチャージネットワーク㈱の協力により、 電気自動車用急速充電器がP1およびP2に各1基ずつ設 置され、運用を開始した。設置された機器は、約30分 の急速充電で80%充電できるCHAdeMO方式である。

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そのほかの施設

(1)供給施設  成田空港には、中央冷暖房所、中央受配電所、上水 道施設などの供給施設が整備されている。  中央冷暖房施設は、空港内各施設の快適な環境と 航空保安施設や情報システム機器に対する適切な環 境を維持するため、冷水・高温水を24時間安定供給し ている。  地域冷暖房方式とは、エネルギープラントから地域 配管を通して冷水・高温水などの熱媒を各ビルに供給 する方式で、地域全体を冷暖房するのに最適な方法で ある。成田空港の場合は、中央冷暖房所で作られた冷 水・高温水を地域配管で各ターミナル、貨物ターミナル、 管理地区などに供給し、ビル側の空気調和設備などで 冷温エネルギーを使用した後、中央冷暖房所へ送り返 す循環方式を採用している。  冷熱源は電気、都市ガス、また、温熱源は都市ガス、 A重油の選択が可能となっており、これら多様なエネ ルギー源の導入により供給の安定性や経済性、省エネ が図られている。  中央受配電所は成田空港の電力施設の大きな特徴 であり、電力会社から6万6000Vで一括受電している。 この一括受電方式は個別受電による受電設備や予備 電源などの重複を避け、設備効率や運転効率を高め る利点がある。  停電対策については、空港内に設置されている発電 ▼コージェネレーションシステム ▲中央受配電所 一般用時間貸駐車場 予約 料金(普通車) 対応車種 P1 / P2 /貨物 P2可 最初の3時間30分まで30分ごとに260円 3時間30分を超える24時間まで2,060円 24時間を超える120時間まで、24時間を超えるごとに24時間 ごとの上限(2,060円)に達するまで30分ごとに260円 120時間を超える24時間ごとに520円 P2および貨物は大型車不可 P3 / P5 P5可 最初の3時間30分まで30分ごとに210円 3時間30分を超える24時間まで1,540円 24時間を超える120時間まで、24時間を超えるごとに24時間 ごとの上限(1,540円)に達するまで30分ごとに210円 120時間を超える24時間ごとに520円 P3は自動二輪不可 P5は大型車・自動二輪不可 図2-8 一般用時間貸駐車場マップ 至芝山 至芝山 第1ターミナル 第1 ターミナル 第2ターミナル 第2 ターミナル P2 P3 至多古 至多古 貨物地区 貨物地区 貨物地区駐車場 至成田IC 東京方面至成田IC 東京方面 新空港自動車道 新空港自動車道 第2ゲート 第1ゲート 第6ゲート P1 P5

参照

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